恋活に疲れたら読む話、「もうアプリやめる」と手放した瞬間に私が本当の恋を掴むまで。

konnkatu

もう恋活やめる。
そう決めて、スマホの画面を伏せた夜があった。

「もう疲れたな」
「私のことを分かってくれるいい人なんて、
この世界にいないのかも」

恋活をしていれば、誰だって一度は迷子になる。
マッチングしてもメッセージが続かない。
勇気を出して会ってみても、
なんだかピンとこない。
頑張れば頑張るほど、
空回りして心がすり減っていく。
あの頃の私は、まさにその底なし沼の中にいた。

「もう、全部やめよう」

そう決意した日、
胸の奥からぽろりとこぼれ落ちた本音。
私が必死に守りたかったのは、
出会うはずの誰かへの愛なんかじゃなかった。
これ以上傷つきたくない、
失いたくない「自分自身」だったんだ、って。
サヨナラした過去を、
何度も振り返っては引きずっていた。

「追いかけたって仕様がない」

頭では分かっているのに、
どうしても気になってしまう。
ラインの既読がつかない、
ただそれだけで夜が不安で押しつぶされそうになる。
でもね、連絡が減っていくことも、
態度が冷たくなることも、
会えなくなることも。
それがもう、
彼らの出してきた「答え」だった。
ある時、ふと気づいた。
拒絶されるのは、嫌われたからじゃない。
「拒絶もまた、
お互いを心配していた証」だったのかもしれない。

距離を置かれたり、
言葉がきつくなったり、時にぶつかり合ったり。
それって、
どうでもいい相手には、
絶対に起きないことだから。
お互いにエネルギーを使って、
いたからこそ苦しくて、
だからこそ綺麗に手放せなかった。
だから、思い切ってアプリを消した。
無理に出会いを探しにいく義務感も、
全部ゴミ箱にポイした。

その代わりに始めたのは、極めてシンプルなこと。
・大好きなカフェに足を運ぶ
・自分が「心地いい」と感じる時間を1分でも増やす
・誰かに嫌われないために、無理に合わせるのをやめる

そうやって自分を愛おしむ日常を取り戻した、
ある日のこと。
おめかししたお見合いの席でもなく、
画面越しのプロファイルでもなく。
ただの日常の中で、
自然に会話が始まった人がいた。
身を構えることもなく、
すうっと言葉が交わされて、
気づいた時にはそれが「恋」に変わっていた。

運命の約束の場所は、
血眼になって「探すもの」じゃなかったんだ。
ずっと夢みていた特別な場所は、
出会いを求めてギラギラした空間にはなくて。
お気に入りのカフェ、
いつもの美容室、没頭できる趣味の時間。
そんな、
自分が一番自分らしくいられる「日常の中」に、
はじめから用意されていた。

過去の恋の思い出は、今いる場所に置いていこう。
両手が前の恋の荷物で塞がったままだと、
新しい素敵な恋がやってきても、
受け取ることができないから。
忘れ去る必要なんてない。
ただ、
これからの未来にまで、
重い荷物として持ち歩かなくていい。

恋は、義務感で無理に作るものじゃない。
相合傘は二人で寄り添って入るもの。
無理をしてどちらかが濡れるような、
「分かれ傘」にしてはいけない。
相手の歩幅に無理やり合わせる恋は、
どこかで必ずズレが生まれてしまう。
ただ普通に、自然体で隣にいられる人。
それこそが、
一番優しくうまくいく恋のカタチ。

恋活をやめてから、
毎日の始まりと、
終わりの景色がガラリと変わった。
朝、目覚めた時の気持ちが少しだけ軽いこと。
夜、スマートフォンの通知を、
気にせず安心して眠りにつけること。
誰かに振り回されない私でいられるだけで、
もう十分に幸せだった。

恋活をやめることは、
決して諦めでも終わりでもない。

「もう、やめよう」

その潔い手放しこそが、
あなたの本当の恋が始まる、
静かな合図なのかもしれません。

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