「仕事では強く、
バリバリ頑張らなきゃいけない」
「でも、恋愛では可愛く、
優しく待っているべき」
そんなふうに、どちらかの役割を、
選ばなきゃいけない気がして、
心が疲れてしまうことはありますよね。
「私たちの心の中には、
男性性と女性性の両方がある」
昔どこかで聞いたことがあったけれど、
正直、
今まではピンときていませんでした。
でも、あの日を境に、
少しだけ見え方が変わったんです。
恋というより、相手の心に触れた感覚
彼の優しさが、
無理をして作ったものではなく、
とても自然なものに見えた日。
さりげなくドアを押さえてくれたこと。
「寒くない」と何気なくかけられた一言。
今までなら、
通り過ぎていたかもしれないような、
小さな思いやりに、
なぜか胸がときめきました。
それは、
単なる恋のドキドキというよりも、
相手の心に触れた感覚に近かった。
その瞬間、
私はふと、自分の内側を意識したんです。
誰かを引っ張るような強い「男性性」も、
愛を受け止めて深く感じる「女性性」も、
どちらも私の体に、
ちゃんとグラデーションのように存在していると。
「追う」でも「待つ」でもない、
主心(しゅしん)からのアプローチ
男だから、女だから、彼女だから。
そんな役割を無理に演じるのを、
もうイヤ。
自分の体のすべてを混ぜ合わせて、
自分の心の中心(主心)から、
真っ直ぐに相手と向き合う。
それは、
必死に相手を「追う」ことでも、
ただ声をかけられるのを
「待つ」ことではないと思うの。
ただ、
相手の心にそっと届くような、
自分の心のままの行動を選ぶ。
ふと、
顔に張り付いた髪を
指でかきあげた彼女の仕草。
その何気ない姿に、
自分でも驚くほど胸が熱くなった。
恋愛って、こんなふうに、
静かに燃えるものだったっけ。
一気に燃え上がって、
消えてしまう情熱じゃなく、
胸の奥をずっと焦がし続けるような、
確かな温度感。
「どう見られるか」より「どう在りたいか」
好意というものは、
「よし、
この人を好きになろう」と、
決めた瞬間に生まれるわけじゃない。
相手の心に触れ、
自分の心もやさしく動いたその先で、
いつの間にか、
自然に芽生えるものです。
そして何より大切なのは、
相手に合わせすぎないこと。
強さも、弱さも、迷いも含めて、
「私」という一人の人間を、
ちゃんと表現できたら十分。
20代・30代の私たちは、
世間から、「どう見られるか」よりも、
自分自身が、
「どう在りたいか」に激しく揺れる世代。
だからこそ、
日常のほんの小さな思いやりに、
ちゃんときめける瑞々しい自分を、
どうか愛おしく、
大切にしてあげてくださいね。
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