「このまま友達のままでいるの、
もう限界かもしれない」
そんな風に、
大好きなあの人との関係に、
一人で悩んで足踏みしている夜、ない。
今回は、
ちょっと私の苦しかった、
過去の恋の話をさせてほしいな。
20代の頃、
仕事にも少し慣れてきた社会人の私は、
まさにそんな、
「名前すらない曖昧な関係」の、
沼にどっぷりはまって、
身動きが取れなくなっていたんだよね。
「失うのが怖い」友達に逃げていたあの頃。
当時の私はね、
正直そんなにモテるタイプでもなかった。
だから心のどこかで、
「この関係を失ったら、
次なんてないかもしれない」って、
ハナから諦めている自分もいたんだ。
「違う夢を描く力を持っていたい」
頭ではそう思っているのに、
現実の私はただ、
「今の関係を壊したくない」を言い訳にして、
何も選べずにいたの。
私たちは恋だけに、
夢中になれるほど器用じゃなくて。
だから、
この居心地のいい、
曖昧な距離感を「これがベスト」って、
自分に必死に言い聞かせていたんだよね。
あなたの肩に寄りかかって一緒に見た夕焼け。
あの時間だけは、
まるで本物の恋人同士みたいだった。
夕暮れの、
ひんやりとした風が肌をかすめる瞬間、
なんだか乾いた喉が潤うみたいに、
ほんの少しだけ心が満たされる。
でもね、
バイバイした後はまたすぐ足りなくなっちゃうの。
お互いに踏み込めない、
マイナスとマイナス同士だからこそ、
なぜか安心してしまう関係。
異性として引き合っているはずなのに、
傷つくのが怖くて、
どこかで「ただの友達」に、
逃げてしまっていたんだよね。
飲み込んだ言葉の数だけ、
心に増えていく小さな傷。
何度も何度も、
本当の気持ちを打ち明けようとしたんだ。
でも、そのたびに、
「好き」って言葉を喉の奥でギュッと飲み込んだ。
飲み込んだ回数だけ、
私の中でこの恋はどんどん重くなっていった。
気づいたら、
毎日どんよりして気分はずっとマイナス。
好きなのに、苦しくて、
小さな傷を心にどんどん増やしていく恋。
恋に夢中になりすぎると、
見えなくなるものがある。
自分の価値とか、本当の私はどうしたいのか、
っていう一番大切なこと。
ある日、ふと思ったんだよね。
「あぁ、このまま続けても、
何も変わらないな」って。
好きだからこそ、
これ以上お互いを擦り減らさないために、
「離れる」っていう選択肢だってあるんじゃない。
もちろん、想いを伝えないまま終わる恋は、
正直きれいな物語じゃない。
でもね、これ以上傷つかないように、
「自分を守るための終わり」があってもいい、
って気づいたの。
あの時の私は、
臆病で踏み出せなかったんじゃない。
「これ以上は踏み出さないこと」を、
自分の意志で選んだんだ。
踏み出すのも、諦めるのも、
全部あなたの正解。
それから少し時間が経って、
やっと思えるようになった。
あの恋はただの失敗なんかじゃなくて、
私が人をちゃんと、
好きになれた大切な証拠だったんだって。
もし今、あなたも同じように、
「友達のままじゃいられない、
でも進めない」って迷っているなら。
伝えるために「一歩踏み出すのも」、
自分のために「諦めるのも」、
どっちも大正解なんだよ。
一番大切なのは、
どっちの道を選んだとしても「自分で決めた」って、
胸を張って言えること。
恋愛って、うまくいくかどうかという結果よりも、
「自分がどう在りたいか」で、
未来の輝き方がガラッと変わる。
あの時、勇気がなくて踏み出せなかった私も、
今はちゃんと前を向いて歩けてる。
だから絶対に大丈夫。
悩んで、苦しんで、
自分で答えを出したあなたのその恋も、
これからの人生でちゃんと、
意味のあるものになるはずだから。
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