30歳を超えた頃、私は仕事に没頭していました。キャリアを積むことに集中し、気がつけばプライベートの時間はどんどん少なくなり、友達と遊ぶことすら忘れてしまうほど。週末は家で一息つく時間が一番の楽しみになっていました。
ある日、久しぶりに会った友人たちと食事をしていると、皆が恋人や結婚について話し始めました。私は何となくその話題に乗り遅れ、焦りを感じたのです。そのとき初めて、自分が出会いを疎かにしてきたことに気付きました。
実は、何度か友達から合コンや紹介の話をもらっていたのに、仕事を理由に断ってばかりでした。「今は忙しいから」「もっと落ち着いたら」なんて言い訳を重ねていた私。結果として、周りの友達が次々とパートナーを見つける中、私は一人で取り残された感覚に陥りました。
自分にチャンスがなかったわけではなく、自分がそのチャンスを見過ごしていただけなんです。結局、何度か「出会いがない」と嘆いていたのは、私自身の選択の結果だったのだと痛感しました。
あの頃の私に伝えたいのは、「時間が経つほど、出会いのチャンスは減っていく」ということ。アラサーという年代は、まだまだたくさんのチャンスがある時期。それを無駄にせず、もっと積極的に行動しておけば、今の状況は違っていたかもしれません。
今、私ができることは、その経験を踏まえて、積極的に新しい出会いを大切にすること。そして、同じ失敗を繰り返さないように、自分自身にもっと自信を持ち、前向きに恋愛に取り組んでいくことです。
皆さんが素敵な出会いを見つけられますように。
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