好きってどこから？

”恋人未満”にハマル私の恋愛迷子日記
「ねえ、それって付き合ってるの？」
そう聞かれると、ちょっと困る。
毎日LINEして、夜に電話もして、週末は会ってるのに——
「好き」って、言われたことはない。
手はつなぐけど、彼氏じゃない
きっかけは大学のサークル。
自然と話すようになって、気づけば毎日LINEが続いていた。

最初はただの友達。
だけど、ある日ふと手をつながれて、そのまま離れなくなった。
でもそのあとも、
「付き合おう」も「好きだよ」も、なかった。
この関係、なんて名前？
デートみたいなこともする。
でもSNSには一緒の写真も載らない。
彼の友達には紹介されない。
なんとなく距離は近いのに、
どこかで「私はただの都合のいい存在かも」って、不安になる。

“好き”って言われてないから、確信が持てない。
でも、私の気持ちはもう、止まらない。
本音を聞くのが怖い
何度も「この関係って何？」っ聞こうと思った。
でも、もし彼に「友達だよ」なんて言われたら・・・と思うと、
怖くて聞けなかった。
関係が壊れるくらいなら、曖昧なままでいい。
そんな気持ちで、ずっと恋愛迷子だった。
だけど、ある日ふと気づいたこと。
友達とカフェで話してたとき、
「私も前に同じ感じの人いてさ〜」って言われた。
その瞬間、少し涙が出そうになった。

——私だけじゃなかったんだ。
曖昧な関係に悩むのって、私だけじゃない。
それだけで、ほんの少しだけ、心が軽くなった。
今はまだ、答えが出せなくても。
ちゃんと「好き」って言われたいし、
「恋人です」って言える関係がほしい。
でも、今の自分の気持ちを否定しなくていい。
恋愛に“正解”があるわけじゃないから。
少しずつ、自分の気持ちに正直になれたらいいなと思う。