恋愛・仕事・家事で“気づけば頑張りすぎてしまう女性”へ
「誰かの世話をすることで、信頼されている気がする。」
仕事でも、友達づきあいでも、
そして恋愛でも。
相手の気持ちを察して、場を整えて、
空気を壊さないように動く。
それが“私の役割”だと思っていた。
でもある朝、ふと気づいた。
彼の寝顔を見ながら、
“なんで私ばっかり前に進めって言われるんだろう”
“なんで私が頑張る前提なんだろう”
そんな気持ちが、ふっと胸に落ちた。
朝日が差し込んで、
彼が「出勤するよ」と起き上がる。
見送りポーズを取る私は、まるでリードされる側。
優しいのに、どこか主導権を握られている感じがして、
頭が上がらないことに気づいた。
本当は、もっと寄りかかりたいのに。
だけど彼は悪くない。
むしろ、
家族が増えたらもっと朝を大切にしたいと言ってくれるタイプ。
だからこそ、
「嫌だ」とも言えずに、私ばかりがストレスを溜めていた。
その日決めた。
“自分の気持ちを飲み込むクセを、やめてみよう”
察して動くのが得意だからこそ、
無理をしすぎないために「私はこうしたい」を少しだけ伝える。
愛情は一方通行じゃなくていいし、
深い愛は“重い責任”じゃない。
誰かを大切にしたいなら、
自分にも同じくらい優しくしていい。
そんな気づきをくれた、朝の小さな出来事だった。
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