フルーバスケット先日、行政の1日研修に参加する機会がありました。研修というと、形式ばった進行と固い雰囲気がつきものですよね。スライドを眺めながら、講師の話をひたすら聞く。正直、興味のある内容ばかりではなく、時折頭の中がボーッとしてしまうこともあります。
研修が始まってから数時間が経ち、ようやく待ちに待ったお弁当タイムが訪れました。部屋の片隅に並べられたお弁当箱を手に取り、同僚たちと一緒に席につきます。私たちにとって、この時間は唯一の息抜きです。研修の内容なんて一瞬忘れて、美味しいお弁当に集中しながら、自然と話題は日常のあれこれへと移っていきます。
「この前の会議、ほんと疲れたよね~」と、一人の同僚が切り出しました。「結局、何も決まらないし、ただ時間の無駄だった気がする」。その一言を皮切りに、次々と職場や上司への不満が飛び出します。「あの資料の作成、本当に大変だった!でも、あの人は全然手伝ってくれないし」「最近のプロジェクト、負担が大きすぎるんじゃない?」。
みんな、研修の合間に溜まっていた鬱憤を吐き出すように、次々と愚痴や悪口を交わし合いました。もちろん、悪口を言うことが良いことではないと分かっていますが、この時ばかりは少し気が楽になるのを感じました。お弁当をつまみながら、私も「ああ、わかるわかる!」と相槌を打ち、同じ気持ちを共有できることに、なんだか安心感を覚えました。
でも、ふと悪口のやり取りが一段落した瞬間、心の中に違和感が生まれました。こんなふうに愚痴を言い合っているだけで、本当に何かが変わるんだろうか?結局、研修が終われば、また同じ日常が待っている。おそらく、同じ不満を抱えながら仕事に戻るのだろう。
その日は、研修が終わった後、帰り道で一人考えました。不満を口にするのは簡単だけれど、どうしたら自分の気持ちをもっとポジティブに持っていけるのか。もしかしたら、少しだけでも前向きに考えることで、同じ状況でも違った見え方がするのかもしれない、と。
次の日からは、できるだけ愚痴をこぼさないようにしてみました。そして、周りの同僚にも、ポジティブな面を見つけて話すように心がけてみたんです。少しずつですが、職場の雰囲気も変わってきた気がします。
結局、研修中のお弁当タイムでの悪口も、自分にとってのストレス解消だったのかもしれません。でも、その後で感じた違和感が、少しだけ私を変えてくれたのかもしれない。そんなふうに思い返すと、あの日の研修も、無駄じゃなかったのかな、と今は思えます。
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